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ガタタン


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ガタタン

北海道は芦別市の名物ご当地グルメのガタタンのご紹介です。

ガタタン(含多湯)(がたたん)とは、北海道芦別市のご当地グルメ。多くの具を含み、とろみが付けられた中華風のスープで、市内の各料理店で提供されている。
小麦粉を練った団子、タケノコ、シイタケ、豚肉、こんにゃく、竹輪、うずらの卵など10種類以上の具を入れ、とろみをつけた塩味の中華スープである。スープのベースは鶏ガラあるいは豚骨と固定されず、具の種類も多様である。さらに、近年は料理店が各自考案したガタタンを応用したラーメンやチャーハンなども提供されるなど、自由度の高いメニューとなっている。

ガタタンの由来は、中華料理の「含多湯(がたたん)」にあると言われている。 戦後、中国東北部から引き上げてきた村井豊後之亮が、大陸の家庭料理をヒントに創作し、芦別でデビューさせたのがその始まりだといわれている。
中国東北部(旧満州国)地域の家庭料理「疙瘩湯(gēda tāng、グーダタン)」、「疙瘩兒湯(gēdar tāng、グーダルタン)」が原型といわれる。中国東北部のこの料理は、水でこねた小麦粉などの穀物の粉を1-3cmほどの細かな粒状に丸めて、肉類、野菜などと共に煮た水団(すいとん)の一種で、軽い主食として食べられることが多い。「疙瘩」は「疣(いぼ)」やおできのことであるが、まずひも状に捏ねてから、千切って丸めた小さな水団のことも、外観や大きさが似ていることから同じ呼び方、または小麦粉製であることから「麺疙瘩」と呼ばれている。ひも状の麺類よりも簡単に作れるため、ごく一般的な家庭料理であるが、中国の東北料理を出す料理店などでも提供されており、東京などにある中国東北料理店で提供されている例もある。北京では類似の小麦粉のもの、もしくはアワの粉やトウモロコシの粉で作ったラグビーボール型のものを「尜尜兒、嘎嘎兒(gágar、ガーガル)」と呼びこれを使ったスープ料理は「尜尜兒湯、嘎嘎兒湯(gágar tāng、ガーガルタン)」と呼んでいる。


ガタタン.1616124498.txt.gz · 最終更新: 2021/03/19 12:28 by moepapa

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