八王子ラーメン


八王子ラーメン

八王子ラーメン(はちおうじらーめん)は、東京都八王子市のご当地ラーメン(ご当地グルメ)。醤油タレの醤油ラーメンである。トッピングとして、一般的なチャーシューやメンマのほかに、刻みタマネギを使うことに特徴がある。

昭和34年(1959年)、北野駅前にあった惣菜店が区画整理で子安町に移転することになった。惣菜屋を続けることが難しいと考えた店主は、ラーメン店を始めることにした。その当時、ラーメンを出す店といえば、出前もする中華料理店が当たり前だった。ラーメン専門かつ店内での飲食のみで何かしら特徴を出そうと試行錯誤をしていた時に、北海道旅行で刻んだタマネギが入ったラーメンに出会った。

タマネギの食感を損なわずに辛味を抜いたスープが作れないかと工夫を重ねた結果、ラードの油がタマネギの辛味を抑え甘味を引き立ててくれたという。そのラーメンを供する店が「初冨士」で、八王子ラーメンの発祥の地とされる。以後、急速にこの形式のラーメンが広がった。

当初は地元でも知られていなかった八王子の刻みタマネギ入りラーメンを町おこしに使おうと、2003年に八王子市役所職員の立川寛之氏や地元大学生・千種康民(東京工科大学准教授)などが八麺会を設立。後に「八王子ラーメン」と名づけ、町おこしに利用している。

豚骨を使ったダシに醤油タレと中細の中華麺からなるラーメンである。具は一般の醤油ラーメンと同様、チャーシュー、メンマを基本とし、加えてきざみタマネギをトッピングとして使用する点が、共通の特徴である。また、液状の透明な脂(あぶら)をスープの表面に浮かせていることが基本形である。八麺会の定義によると「生きざみタマネギを使用すること」が必要条件となっているが、上述の共通点以外においては、味やトッピング、メニュー、その他のスタイルは店舗によって様々である。ラーメン専門店が多いが、つけ麺や餃子などを出す店舗もある。



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  • 最終更新: 2020/01/27 22:33
  • by moepapa