きりたんぽ
秋田県名物、米をつぶして作る、定番のご当地グルメのきりたんぽです。
細長い形状と、ザクザクした米の食感が楽しく、おいしく、そのまま焼いて食べたり、
鍋に入れて食べたりと地元グルメで活躍します。
きりたんぽの魅力はたくさんあります!
きりたんぽは、秋田県を代表する伝統料理であり、米をすりつぶして竹の中に詰め、焼いたり煮たりして食べる料理です。
その魅力の一つは、独特の食感と味わいです。
米をすりつぶして作られるため、もちもちとした食感が特徴であり、口の中でほどけるような食感が楽しめます。
また、竹の香りがきりたんぽに独特の風味を与え、食欲をそそります。
もう一つの魅力は、きりたんぽの食べ方のバリエーションの豊富さです。
きりたんぽは、煮物や汁物に入れて食べるほか、味噌汁に入れたり、甘辛いたれで食べたりするなど、さまざまな食べ方があります。
そのため、季節や料理に合わせて楽しむことができ、飽きることなく味わうことができます。
さらに、きりたんぽは栄養価も高く、食物繊維やミネラル、ビタミンなどが豊富に含まれています。
特に食物繊維は腸内環境を整える効果があり、健康にも良い影響を与えます。そのため、美味しさだけでなく、健康面でも優れた食材として注目されています。
きりたんぽは、秋田県の伝統料理でありながら、その独特の食感や風味、栄養価の高さから、全国的にも人気があります。秋田を訪れた際には、ぜひきりたんぽを味わってみてください!きっとその魅力に魅了されることでしょう。
きりたんぽ(切蒲英、切短穂)とは、すりつぶしたうるち米のご飯を杉の棒に先端から包むように巻き付けて焼いたたんぽ餅を、棒から外し、食べやすく切った食品。また、それを利用した秋田県の郷土料理。鶏(比内地鶏)がらのだし汁に入れて煮込んだり(きりたんぽ鍋)、味噌を付けて焼いたりして食べる。地域によって食べ方は異なる。
秋田できりたんぽだね pic.twitter.com/KPRWeqUSiI
— や ぐ (@Okanenaimo) August 18, 2022
元来は冷や飯の利用法として工夫されたものだといわれている。
秋田県大館・鹿角地域の郷土料理で、その地のマタギの料理が起源だったとの説がある。他にもいくつかの説があり、
1.残った飯を捏ねて棒の先に付け焼いて食べたら旨かった。たまたま、南部藩主が巡視に来たときに食べ、食べ物の名前を訊かれたときに、キリタンポと答えたのが始まり。
2.マタギが山から帰った際、残した飯を潰して棒につけて焼き、獲物のヤマドリや山菜、キノコとともに煮たり味噌をつけて食べたりしていた。
3.阿仁マタギは狩りに行くとき、大きいおにぎりを朝食1個と昼食1個と吹雪で帰れない等の予備に1個持っていき、その予備のおにぎりはほとんどの場合、家に持ち帰りました。その際、冷たいのでおにぎりを棒に刺して焼いて食べたが、早く焼くために伸ばしたのが始まりだという伝承がある。マタギは広範囲で狩猟活動をしていたので広範囲に広がったという。その当時、熊の胆や皮などで商売をしていたマタギは裕福で白米を食べることができたが、農家ですら粟や根菜を混ぜたご飯(粥)を食していた。民家に泊まりながら商いの旅に出て、民家の子供に焼いたおにぎり(きりたんぽ)をあげるとすごく喜ばれ、秋の収穫の時期に特別な贅沢料理として民家でこれをまねして作られたので広まったという。きりたんぽ鍋は、マタギではなく(熊鍋やウサギ鍋は獣臭を消すため、濃い味噌が主流でこれにきりたんぽは入れない。また、醤油自体がまだなかった)。その後、日本一の鉱山として阿仁鉱山の最盛期の時、全国から商人が来てその中にその当時珍しい醤油が入って来たのがきりたんぽ鍋の始まりと思われ鉱夫づてでさらに広まったと推測される(きりたんぽ鍋に糸こんにゃくが入っている理由は、鉱夫の肺病に効くといわれていたからであるという。他にも「なんこ鍋」など阿仁発祥で各地に広まった鍋があるという)。
きりたんぽ鍋は家庭料理であることから、鍋に入れる鶏肉に本来は決まりはない。比内地鶏が使われるようになった契機は、比内地鶏の産地である大館市の企業が、煮込んでも硬くなりすぎず鍋物に最適なことに注目してセットで売り出し、成功したことである。その後、県北部の鹿角市が発祥、大館市が本場と定着し、秋田県の郷土料理として広く親しまれるようになった。
これに対して南部、つまり由利本荘市、大仙市、横手市、湯沢市周辺では、あまりなじみがある料理ではなかった。きりたんぽが全国的に有名になってから秋田県の名物として県南にも普及した。県南部はむしろ、山形県や宮城県などで広く行われている芋煮会の分布範囲である。
寛文五年堂
— さすらいびと🌅 (@Sasurai21) August 11, 2022
@秋田県秋田市
🍴生麺乾麺味比べ味噌タンポセット
秋田のご当地グルメが楽しめるセット😊いぶりかっこも…
稲庭の生うどんは初😋
のど越し良くどちらも美味しい🎶
きりたんぽも👍️
ごちそうさまでした🎶 pic.twitter.com/VKJUqXCdJi
主な種類
たんぽ(たんぽ餅)
「短穂(たんぽ)」とは、元来、稽古用の槍につける綿を丸めて布で包んだものであり、杉や竹の棒に半殺し(半分潰すという意味)のご飯を巻き付けたところがたんぽをつけた槍(たんぽ槍)に似ていることから、その名が付いた。
みそつけたんぽ
きりたんぽ鍋
鶏(比内地鶏)のガラでとった出汁をベースに濃口醤油、日本酒と砂糖(または味醂)で醤油味のスープを作る。ゴボウ、マイタケ(金茸、銀茸)、比内地鶏など煮えにくい素材から順に入れ、中火で煮立てる。きりたんぽとネギを入れ、味が染みる直前でセリを投入する。セリに火が通ったら完成。
比内地鶏が品種開発される以前は、出汁には比内鶏のものを用いていた。比内地鶏が手に入らない場合はブロイラーのトリガラ、もも肉、鶏皮、ネクタイ(首の肉)で代用すると良い味が出る。
具材について基本はゴボウ、鶏肉、マイタケ、葱、たんぽ、セリの6種である。入れてはならないとされるものが存在し、シイタケはその代表格で、キノコはシメジかマイタケを使い、他に糸こんにゃくも用いない。但し現在は特に都心部の店舗や通信販売などを中心に、これらの食材を用いてきりたんぽ鍋を供している場合もある。うるち米を素材とするきりたんぽは長時間煮ると形が崩れるため、食せる状態まで煮たら早めに鍋から引き上げ食べる事が望ましい。特におみやげ品として売られているきりたんぽには、繋ぎとして米粉が混ぜ込まれているため、その場で米を潰して作ったきりたんぽよりも型くずれしやすい。